ピッチゲージ |
☆ 測定器具
あまり使わないけど、必ず必要な工具というものがあります。
これはピッチゲージ。ねじ山のピッチを確認するための工具。一応測定器具になります。
ただ、ネジ屋さんでもない限り、これだけの種類のピッチは扱わない。 日本製の工業製品であれば、数種類のピッチで確定している。
こちらはアメリカHansonのタップダイスセットに付属しているピッチゲージ。 真鍮製。まさにおまけという感じのゲージだが、多分これだけで普段の整備には事足りてしまう。
最近はあまり驚くこともなくなったが、中国製の製品にはねじ山が入口と奥のほうでピッチが狂っているもの、ねじ山が痩せていて締めてもすぐに緩むものがある。
ひどいものは、ねじ山自体が存在しないときもある。穴が開いているだけの状態とか。
こういうのは技術的な問題ではなくて、生産管理の問題。もっと言うと作っている人の教育の問題かもしれない。
話はそれてしまうが、衣服の縫製関係は出来上がったものの中に不良品があれば検品の段階でチェックできるが、塗装とかプラスチックなどの製品は見た目では、その製造過程がわからない。温度管理・成分配合比率などその工程の精度で製品の耐久性が大きく左右される物は時が経ってからとんでもないことになってしまう。
ホンダの中国製バイクTodayなどは洗車するだけで塗料がペロリと剥げたりとかしていて、メーカーもかなりの数のクレーム処理に追われていた。
基本は作っている側がいい物を作ろうという気持ちを持っているかどうか。ただそれだけのこと。
今日ユニクロで同じサイズの商品を2つ買ったら、サイズ同じなのに寸法がかなり違っていた。
嫁に話すと、よくあることで、必ず試着して買わないといけないとのこと。
低価格の恩恵を受ける代わり、しっかりと物を見る目を養わなければならないという事になります。
後半はグチになってしまいました。
しかし、プライドを持って仕事するという事は本質であって、必然だと思います。