CB350Four |
☆ 懐かしのバイクCB350フォア
昔、自分でも乗ってた時期があったホンダのCB350フォア。当時のことを振り返るとホンダがいきなり4気筒路線を切り替えホーク2という平凡な2気筒を発売し、その不人気のために前モデル4気筒のヨンフォア人気がさらに上がったという経緯を思い出します。
350フォアはそのヨンフォアの前身モデルでした。
ヨンフォアとはCB400Foruのことです。
今でこそ単気筒・二気筒などの適度な振動と歯切れのよい排気音がオートバイのエンジンの味付けに重要な要素となっていますが、昔はオートバイのエンジンは単気筒もしくは二気筒が主流で振動が大きく吹かすとただ音だけが増大するというものが当たり前でした。その中で、ホンダが四気筒のスムーズに回るエンジンをオートバイに搭載しその常識をくつがえしたのです。
アクセルグリップを回すとスムーズに回転がトルクに変わりその音色も迫力のある音に変わっていくという、エンジン回転を上げてパワーを絞り出すという快感にゾクゾクするものがありました。
本日ようやく納車の日を迎えたサンハンフォア。
とてもコンディションの良い車両。特別なレストアを施さなくても当時の性能をほぼそのまま保っている。
コンプレッションは四気筒そろって10以上。白煙なし。
何より、エンジン音はとても静かで、メカノイズは設計上のものを超える音はしない。
このバイクの要である、四本マフラーも腐食、さびは全くない。
パーツのほとんどは当時もの。コーションマークなどのステッカーもそのまま。
まさに奇跡のコンディションなのかもしれない。25年前に仕入れたオートバイ。
こういうのを今手に入れるのはかなり難しいだろう。
手元を離れるのがちょっとだけ寂しい。売れたのでしょうがないけど、新しいライダーに大事に乗ってもらってほしい。
ウインカーレンズも当時もの、当時の刻印があるかどうかで判断できる。
ただ、フロント二つは再生産品に交換した。使えるのだが、ヒビが入って車検に通らないため。
手前のバイクはエストレアの改造もの。小ぶりのタンクについているエンブレムはW1の当時もの。これも納車待ち。
手前に半分映っているベスパは今度作業に入る予定。
整備するのも面白いバイクで、わくわくしてくる。